時刻表
木下です。
先日、81歳になる父を車に乗せて遠方の初めて行く地へ向かっていた時の話です。
道中のいたるところで、「ここを左に行くと○○街道にぶつかるから△△方面に進むと××があるんだよなあ」「〇×号線と□□辺りは渋滞するからここを曲がって×〇号線で□×方面から向かった方がいいんじゃないか」などとずっと話しております。
私は面倒なのでカーナビに従うと告げるのですが、「最近はみんなカーナビばかりで道を覚えようとしないんだよなあ」と呟くのです。
言われてみれば、、、道を覚えようとしていないかどうか別にしても、車でどこかへ行こうって時はだいたいカーナビ任せだなと思いました。
電車旅でもそうです。アプリに目的地を入力すれば途中の乗り換え駅での到着ホームから、乗り換え先のホーム通過駅の数や所要時間、料金まで瞬時に数パターン表示してくれます。とても便利です。
こんなに便利になる前はどうだったかなと思い返すと。私が小学生だった頃は一時期、鉄道ブームだった事もあり「時刻表」を買ってきて空想の電車旅をしていました。
それこそ、時刻表の隅々まで読み込んで空想の電車旅をしたものでした。旅先のどこそこで観光して美味しいものを食べて宿はどこそこで、という類のものではなく、電車に乗って旅をする、それ自体が目的の空想旅ですが。松本清張の「点と線」なんて思い出します。
車の免許をとってからも、事前に地図で道順を調べたり、道中何度も車を停めて地図を開いて確認したりしたものです。
今ではそれらを全くしなくなったという訳ではありませんが気がつくと我が家には地図が置いてないかもしれません。
携帯電話等ですぐに見たい地図をいつでも見れる時代になったからなのでしょうね。
便利になって自分の周りから遠ざかった物たちに想いを馳せて近いうちに書店で「時刻表」を探してみようかなあと、ふと思いました。
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