勝手な映画レビュー 2/3
≪つづき≫
ジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」(1997年)という作品があります。
公開当時、大ヒットして興行収入記録がギネスブックにも載りました。
アカデミー賞の各賞を総なめにした様にも記憶しています。
私は後にレンタルで同作品を鑑賞したのですが、観終わって、とてもがっかりしました。
駄作とまでは言いませんが、正直何故これがヒットしたのか理解出来ませんでした。
感銘を受ける、何かを感じる、知る、考えさせられる、・・・・、あまり感じませんでした。
そもそも「映画」は娯楽であると思いますので、単純に楽しめればよいのですが、それもあまりありませんでした。
前述しました通り、鑑賞した時期・環境が良くなかったのかもしれません。
当時は公開以降も暫くの間、日本中で同作の話題でもちきりでした。
私自身、必要以上にかなり期待をして、観てしまったからかもしれません。
或いは私が男だからかな、とも思いました。
ラブストーリー的お話でしたので、女性の評価は違うのかなと思い、一緒に鑑賞していた家内に感想を求めました。(家内は私の観る映画の幅を広げてくれた存在です。”映画好き”が、数少ない共通点です)
彼女の感想も、驚くほど私と同じでした。
決して悪い作品ではないと思いますが、私は好きではありませんでした。
この作品がアカデミー賞を総なめし、日本中で一大ブームを巻き起こし、全世界で大ヒットしたという事実が、私の大好きな「映画」を冒涜されたかの様に感じてしまいました。
私の中でジェームズ・キャメロン監督は「商業主義の大金を投じる特撮屋」となり、以後の同監督作品は観なくなってしまいました。(お好きな方、関係者の方、すみません m(_)m )
私自身、自分を小さい男だなと思いますが、同作の大ヒットから、当時 ”レオ様ブーム” を巻き起こしていた、主演のレオナルド・ディカプリオまで嫌いになりました。
しかしながら、レオ様については、公開時期は前後しましたが、後に『ギルバート・グレイプ』(1993年)を鑑賞し、レオナルド・ディカプリオの役者としての素晴らしい才能に気づかされてからは、彼への偏見は一切無くなりました。
でも、キャメロン監督作品への偏見は根強く、今日まで同監督作品への興味がわかないままです。
数年前に同監督作品の「アバター」が、「タイタニック」の興行収入記録を更新したというニュースを聞き、なんだか笑ってしまいました。
アカデミー賞レースで本命視されていた同作ですが、キャメロン監督の前妻であるキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞を受賞した時は、溜飲が下がる思いでした。
”映画好き” を名乗っている私ですので、 ”食わず嫌い” はよくないと思いますし、前項で”1つの作品も観るたびに感想が変わることがある”と自分で書きました。
事実、ジェームズ・キャメロン作品は世界中で愛されていますし、私自身もかつては、同監督作品をよく観ていました。
つまり、先に述べました通り、ここでのレビューはあくまでも私個人の勝手な感想であり、観る人の主観で様々なのだという一例として「タイタニック」の例をあげさせていただきました。
例示を述べるにあたり、特定の監督、作品名を挙げて批判的なことを書かせていただきましたが、どうかご容赦ください。
前置きが恐ろしく長くなってしまいましたが、次に本題の映画レビューを1作品したいと思います。
”この場で書かせていただくのは、あくまでその時点での感想であります” という一例としまして、
最初と2回目以降とで鑑賞した時の感想、評価が変わった作品です。
≪つづく≫
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